2007年 06月 24日
バルザックはお好き?
ずいぶん前に一度よんだのですがストーリー結構忘れているものです。
バルザックは大人(20代後半)になってから読みました。ゴリオ爺さん(ペール・ゴリオ)が最初です。
それまでなぜか読むことがなかったんですが、
←この本がきっかけで読みたくてたまらなくなりました。
馬車が買いたい!
鹿島 茂 著 (白水社)¥2,700
1990年刊行
パリで一旗あげようと上京した青年をモデルに19世紀前半のパリの諸事情が書かれています。
裏表紙には馬車が載ってます↓
馬車が買いたい!は言わば”紳士版パリの生活”ですが、これは淑女版↓
明日は舞踏会 鹿島 茂 著 (作品社)1997年刊行
上流社会の女性の日常がざっくりわかります。挿絵(カラー)も豊富です。
19世紀前半、女性が良い結婚をするためには、由緒ある貴族の家柄、若さ、美貌、たっぷりの持参金・・・が条件だったのだそうです。これら全部が揃うのは稀で、重要なのは持参金。持参金の多さで家柄の低さをカバーできるほどだったのだそうです。愛よりお金。革命後の貴族の生活は厳しく、プライドを保つための派手な生活を支えるためにはお金は何よりも重要だったんですね。
by operaholic
| 2007-06-24 10:54
| Books