人気ブログランキング | 話題のタグを見る

東洋文庫

東洋文庫 「日本奥地紀行」イザベラ・バード著
2年ぐらい前に古本屋さんで買ってはしがきを読んだだけでしまいこんでいたのですが、1ヶ月くらい前だったか、NHKのBSで放送していた番組でこの本の内容を紹介していて、そう言えばまだ読み終わっていなかったことを思い出し、無性に読みたくなって今読んでいます。
明治11年頃、まだ江戸時代の名残りがある時代に東北・蝦夷を旅する西欧の女性がいたというだけで驚きですが、彼女から見た当時の日本の様子が、とても詳しい描写ですばらしいのです。どれだけ知識があったんでしょう。読んでいてとても興味深いことばかりです。まだ途中なので東北まで到達していませんが、先が楽しみです。彼女は中国や朝鮮への旅行記も書いているのでそれも読んでみたいです。
東洋文庫_f0000425_2159587.jpg

ところで、この本は昭和48年の初版なのですが、買って結局読んでいないのかも?というくらい、とてもきれいです。
この本に当時の平凡社のアンケートはがきが挟まっていました。↓
ご職業 の欄にご注目。相当細かい分類になってます。
現業か事務かなんて選択肢、今ないですよね。
40年前は無職の中に 主婦 と 家事(← 家事手伝いってことですかね。)が普通にあったんだなぁ。
東洋文庫_f0000425_22185923.jpg

これは裏面。ご家族についても細かくきいてます。今とは違って家族の人数が多かったでしょうしね。
東洋文庫_f0000425_22225511.jpg

こういうのも古本の楽しみなんだなぁ。大好き。
ちなみに東洋文庫は現在も販売していますし、絶版になったものが少しづつ復刊されたりもしているようです。
当時の販売価格850円、現在3000円(新品でも古本でも)ぐらいします。
by operaholic | 2012-01-31 22:30 | Books